社員研修は外部に頼んだ方が良いの? : The Training Plan

社員研修は外部に頼んだ方が良いの?

新人社員の教育の場合

新卒で入社した新人職員には新人教育が不可欠です。
この際に研修を外部に委託するべきか否かですが、可能であれば自社で研修を行った方がよいです。当然ながら新人社員は右も左も分かりません。企業理念などはせいぜいホームページに掲載されている程度の情報しか持っていませんし、実際の勤務状況や一日のスケジュールは分かりません。特に企業理念はその会社で働く上で重要な指針となるわけですから、外部に委託するよりも、実際に現場で働く先輩社員や管理職の方が直接教育する方が、説得力があります。外部に委託することも選択肢の一つですが、委託先が必ずしも現場レベルまで企業理念を理解しているかは判断が難しいところです。新人研修は今後の社員教育の土台ですので、多少時間をかけてでも自社で行う方が好ましいでしょう。

中堅社員、管理職の場合

さて、勤務年数が長い中堅社員や管理職への昇格を視野に入れた場合の社員研修はどうでしょうか。
これは外部委託ではなく自社で行うべきです。中堅社員や管理職候補は、言わばその企業の行く末を決める大事な人材です。新人教育以上に自分が働いている現場についてより深い理解とその企業が属している業界にの趨勢を理解する必要があります。これらの理解は企業の成長を促す先見性や部下後輩がより働きやすくすることで組織の活性化に繋がります。このような大事な戦力ともいえる人材教育を外部に委託するというのは、穿った見方をすれば自社に社員を教育するノウハウがないことを示している証左になりかねません。確かに外部委託によって時間などを節約することにはつながります。しかし、極端な事例ですが共に働いたことがない見ず知らずの他人と、その現場で共に働いてきた先輩社員や上司の言葉、同じ時間を投資したらどちらの方が研修を受ける社員の心に響くでしょうか。職場の連帯感や愛社精神を育むためにもこのような場合の社員研修は自社独自で行う必要があると考えます。